Macで既存の図・写真に文字や図形を入れて、PDFで簡単に保存する方法
LaTeX(PDFLaTeX)を使って博士論文を書いているときに、以下の方法でいくつか図を作りました。IllustratorやAcrobatを使うより、さくさく作業ができて便利です。ただし、KeynoteやPowerPointを使っているので、まっさらなMacでというわけにはいきません*1。
以下では、元画像に文字・図形を重ねる方法を説明しますが、元画像がなくても同じ作業で好きな大きさのPDF(JPEGやPNGなども可能)が作れます。また、複数の図を並べてひとつの図にしたいときにも使えるはずです。
(1) JPEG、PNG、PDFなどの、加工したい画像があったとします。これに文字や図形を入れてPDFに保存したい場合、画像はビットマップであっても、文字はベクタとして保存したくなります。 | |
(2) そのような場合、KeynoteもしくはPowerPointでまっさらなスライドを一枚用意し、そこに画像をドラッグ&ドロップします。 | |
(3) これが初期の状態です。 | |
(4) 次に文字や図形を通常のKeynoteの操作で写真に重ねていきます。必要な状態になったら、写真や文字を全て選択し、クリップボードにコピーします。 もちろん、このままKeynoteの機能を使ってPDFに出力することも可能ですが、PDFの大きさの指定が面倒です。 |
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(5) その後、アプリケーションのプレビューを起動し、メニューから「クリップボードから新規作成」を選びます。 | |
(6) そうすると、コピーした写真や図が全て現れます。この状態で、PDFなどの好きな画像形式で保存してください。こんな感じbattery.pdf になります*2。元のJPEGのサイズとほとんど変わらず、画質の劣化もありません。EPSにしたいときは、pdf2psに-epsオプションをつけるなどして変換できます。 |