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海外学振で渡英するための手続き

1. 海外学振でレスター大学に行きます



2013 年 4 月から、海外学振でイギリスのレスター大学 (University of Leicester) へ 2 年間行くことになりました。名古屋大学の太陽地球環境研究所に助教として 9 月に着任したばかりなのですが、その公募に申請するよりも前に出していた海外学振の申請が、面接免除で合格内定していました。助教の合格内定が 7 月末、海外学振の結果が分かったのは 8 月 9 日です。

たまたま両者の合格が同時期だったこと、また太陽研の同僚の方々のご理解があったため、助教着任後たったの半年で、長期海外出張という扱いで海外学振に行けることになりました。研究内容としては、今の職場でやっていることと同じなのですが、名古屋大学がアメリカやイギリスと共同で進めている Cherenkov Telescope Array (CTA) の焦点面カメラや光学系の開発を、イギリスの共同研究者と現地で行います。加えて、Fermi + H.E.S.S. で何かやれないかな、と。

というわけで、SLAC 滞在時の「J1 VISA取得の作業メモ」に続き、ビザの申請が必要なので記録を。

2. 学振との手続き

(書きかけ)

3. ビザの申請と発行

(書きかけ)

3.1 受入大学とビザの話を開始する (2012 年 12 月)

2013 年 4 月に渡航するとなると、3 月中にはビザが手元に欲しいので、この時期からビザ発行の手続きについて受入大学に問い合わせました。SLAC (米国) のときは相手側が海外学振の受け入れ経験豊富だったので、勝手に処理が進みましたが、今回は経験が無さそうだったので、クリスマス休暇に入る前に相談を開始しました。

まずは受入研究者 (Leicester の教授) に何をすれば良いかを問い合わせました。ここから、どの事務の人がビザの担当者かという連絡が来るのに 1 ヶ月以上。まあ、こんなもんでしょう。

3.2 子供のパスポートを作る (2013 年 1 月)

1 週間くらいで作れました。

7 ヶ月の赤ん坊の証明写真を撮るのが面倒だったので、50 mm のレンズを使って白っぽい背景の場所で自分で撮影し、Photoshop で背景色を白に飛ばしてセブンイレブンのコピー機に JPEG 画像を持ち込んで印刷しました。赤ん坊の顔の縮尺をどの程度にすれば良いか自信が無かったので、3 種類の大きさで印刷されるように、L 版の中に複数の画像を印刷しました。

自分で証明写真を撮影する場合、枠内にどの程度の大きさで収まるかを気にして撮影もしくは修正する必要があります。今回は東京都の解説を参考にして撮影と印刷をしました。

3.3 こちらから必要書類を送付 (2013 年 1 月 25 日)

Leicester の担当者から、以下の書類を送るようにとの指示を受けたのでこれを郵便局の EMS で発送しました。1 月 29 日に、Leicester に書類が到着したと連絡を受けました。

  1. 家族全員分のパスポートのコピー (自分と妻と息子)
  2. 所属機関が給料を二年間支払うと証明する書類 (Leicester が雇うわけではなく、またイギリスで就労もしないというのを示すため)
  3. 預金残高の証明書 (扶養家族 1 人につき、3 ヶ月あたり 600 ポンドの預金残高が必要。つまり、140 万円くらい。)

2 つ目については、名古屋大学に証明書を依頼するのが面倒だったので、学振が採用内定後に送ってくれる英文証明書を提出しました。もちろん、学振から貰うのは「給料」じゃなくて出張手当てに相当するのですが、この場合はどうでも良かろう。

3 つ目は、三菱東京 UFJ の近所の支店に依頼して、1 週間弱で郵送されてきました。自分の口座のある東京の支店が発行するため、郵送の往復で多少時間がかかるそうです。手数料は 735 円かかりました。口座番号と支店の情報 (つまり通帳を持っていけば良い)、および届け出印を窓口に持参すれば手続きが可能です。

これらの書類に加えて、Leicester でどのような研究を行うのかについての説明と、現住所などの情報を送るようにとの指示があったので、これはメールにて済ませました。

3.4 Certificate of Sponsorship の申請 (2013 年 2 月 1 日)

必要書類が Leicester に届くと、相手の事務の方が Certificate of Sponsorship という書類 (?) の発行手続きをしてくれました。海外学振で渡英する場合、Tier 5 (Temporary Worker - Government Authorised Exchange) というビザになるそうで、この申請をするにあたって Certificate of Sponsorship が必要となります。

2 月 1 日にすぐにメールが届き、以下の情報をメールの本文として得ました。

Tier and category : Tier 5 (Temporary worker - Government Authorised Exchange) 
Certificate number: XXXXXXXXXXX
Date assigned: 31 January 2013 
Expiry date (use by): 01 May 2013 
Certificate summary 
Passport number: XXXXXXXXXX
Family name: Okumura 
Given name(s): Akira 
Nationality: JAPAN 
Date of birth: 08/10/1980 
Gender: Male

この情報、というか Certificate number というのがあれば、ビザの申請を進められます。Certificate of Sponsorship は、紙の書類ではありません。各大学等から申請すると、単に登録番号が発行されるものです。したがって原本が郵送されてくる、というようなことはありません。

この番号の有効期限は三ヶ月のみであり、またビザの申請も発行の三ヶ月前からしか受け付けてもらえません。そのため、あまり早くに Certificate of Sponsorship を取得すると再発行以来をする必要があるので注意が必要です。

ここに情報として明記はされていませんが、sponsor が maintenance を confirm するかどうかで、単身者の場合は必要書類が変わります。これは何か問題があったときに受入大学が費用を負担するかどうかに関わってくるのだと思いますが、大学が confirm してくれる場合は銀行残高の証明を用意する必要がないそうです。家族がいる場合はビザ申請時に残高証明が必要です。

3.5 必要な書類

次の書類は、ビザ申請センターに電話で問い合わせて確認した必要書類です。

  • Certificate of Sponsorship の番号
  • Online で行うビザの申請を家族全員分
  • Appendix 6: Tier 5 (Temporary Worker) を記入し印刷したもの
  • 家族全員分の証明写真 (45 mm × 35 mm) を 1 枚ずつ 参照 PDF
  • 家族全員分のパスポート (これは申請中は預けることになる)
  • 1 人あたり 600 ポンド以上の残高が 90 日間以上あることを示す銀行の残高証明*1とその翻訳、および翻訳証明書*2
  • 婚姻関係を示すために戸籍謄本とその翻訳、および翻訳証明書

また上記の書類に加え、申請が確実になる可能性を高めるため、以下の書類も用意しました。これらがビザの審査に影響を与えるかは不明です。

  • 大学の学部卒業証明書 (英文)
  • 大学院の修士修了証明書 (英文)
  • 大学院の博士修了証明書 (英文)
  • 大学院の成績証明書 (英文)
  • 全ての書類のコピー
3.6 申請作業

http://www.visa4uk.fco.gov.uk/ApplyNow.aspx から online で申請します。

*1:Citibank の online の英文明細でも良いそうですが、それが本物であるという証明書を結局発行してもらわないといけない

*2:翻訳の専門家に依頼する必要あり