政治

2012 年総選挙の小選挙区得票数を集計してみる

Twitter で小選挙区の合計得票数について書いたところ、まあまあ反響があったので少し整理して書きます。皆さん知りたかった数字のようです。 【再RT (さっきの勘違いで消しちゃったので)】300選挙区の合計で各党の得票数。自民2590万、民主1371万、維新703…

今さら放射線管理区域がどうこうと騒いでいるが…

僕が原発事故で最も印象的だったことは、行政から公表された数値を読解する能力が、日本の大手報道機関には欠如しているという事実です。もちろん、報道機関は報道機関であって研究機関ではないですし、曲がりなりにも物理学で博士号を持つ僕が、「日本のマ…

原発の対応について、僕が政府をそれほど疑っていない理由

専門家じゃないですからね。政治としては主観の入った論、科学としては一般論です。 目に見えない放射性物質、聞いていても分からない保安院や東京電力の説明、そして物理の素養があっても全く状況の掴めない原子炉の現在の状況。そこで出てくるのが、「政府…

基礎科学関連の「事業仕分け」と一連の騒動 (5)

財務省から『平成22年度予算政府案』が発表されました。その中でも、文教・科学技術予算というのが、今回の「事業仕分け」結果を反映した基礎科学関連の予算案です。こちらに概算要求の額や事業内容の説明があります。あれだけ騒いだ結果はどうなったかとい…

基礎科学関連の「事業仕分け」と一連の騒動 (4)

報道を見ていると、どうやら「予算の一本化」というのが1つのキーワードのようです。文化的側面、費用対効果が見えにくいという意味では、目的や波及効果が異なるものの、基礎科学とスポーツは近いかもしれません。JOCの選手強化事業の「仕分け」の報道では…

基礎科学関連の「事業仕分け」と一連の騒動 (3)

※この投稿は、私の所属する研究機関、研究室の見解ではなく、あくまで私見です。また基礎科学の研究者全体を代表するものでもありません。私の意見は少数派であると考えています。これまでの経緯はこちら。事業仕分け自体には大いに賛成ですが、科学関連の予…

基礎科学関連の「事業仕分け」と一連の騒動 (2)

これまでの経緯はこちら。出遅れ感がありますが、ここに自分の感じたことを書き留めます。書ききれない続きはこちら。 2. 私は誰か どういう立場の人間の意見かを明らかにしておきます(詳細はプロフィールを)。 2003年4月〜2009年9月まで、東大の大学院で…

基礎科学関連の「事業仕分け」と一連の騒動 (1)

※ここは経緯だけを、なるべく客観的に書いたつもりです。意見はこちら(書きかけ)とこちら。 1. これまでの経緯 1.1. 民主党による「事業仕分け」 2009年11月11日から11月27日までの期間、民主党による「事業仕分け」が開始されました。その作業中、蓮舫参議…