2010-01-01から1年間の記事一覧
追記 こっちに実際に触ってみた感触を書きました。iPad の発表ではガッカリしました。駄目な製品だったからではなく、自分の欲しい製品ではなかったから*1。タブレット型で自分が欲しいと思う Apple 製品の理想は、 画面解像度と画素数が十分に高い (例えば…
2010 年 4 月から約 1 年間を目処に、Stanford 大学の関連機関である、SLAC というアメリカの研究機関に滞在します。4 月からの本来の所属は宇宙研ですが、長期出張という形で在外研究です。宇宙研は神奈川県の相模原市にあります。東京の今のアパートからは…
この blog では Mac の話題や ROOT、Geant4、C++、Python といった、物理と computer に関係した話題を書いています。 このblogではMacの話題やROOT、Geant4、C++、Pythonといった、物理とcomputerに関係した話題を書いています。 前者は英単語の前後に半角…
Geant4 のソースコードがあまりにも汚く、さらに KEK に用意されている doxygen や LXR のページの可読性の低さに辟易し始めています。たしか 5 年前くらいだったか、ここで Coding Conventionsのないプログラムを解読することのストレスは、実感してみなく…
今朝の朝日の記事に 研究費の無駄、けっこうありました 仕分け受け若手調査 裕福な研究室では高額顕微鏡を1〜2年ごとに買い替え、型落ちになった機器は使われずに放置——。こんな研究室での無駄の実態が若手研究者らのまとめで分かった。行政刷新会議の事業…
普段は出張以外の理由でスーツケースが必要な旅行なんてしていないので、研究費で公的出張用のスーツケースを買えないかとググってみたのですが、ここに 岩手県立大教員15人、研究費を不適切使用−−自宅暖房機など31万円岩手県立大は、教授11人を含む1…
Blogを開始したのは2004年7月30日。既にblogが市民権を得始めていた頃です。物理屋さんの情報発信と、自分用の忘備録目的で始めました。更新頻度は多くないものの、前の場所から移動しつつもう5年半続けています。中身はほとんどコンピュータと研究関係のも…
学振PDの科研費の申請書を提出しました。研究費として自由に使って良い予算です。PDの場合、標準支給額が120万円、特別枠に申請すると最大で150万円支給されます。5年前にDC1の科研費申請をしたときは、標準支給額100万円のところに特別枠150万円の申請を出…
Geant4のmakeはGNU標準とは少し違うので、makeをmulti coreのCPUで並列化させて走らせたいときは、 $ ./configure $ make -j 4 $ make installとやるのではなく、 $ export MAKEFLAGS="-j 4" $ ./Configure -build $ ./Configure -install $ ./Configureのよ…
OS X Leopard に附属の X11 はいくつか変な挙動があるので、 非公式のX11 2.4.0 を自分の Mac には install して使っています。ところが、この 2.4.0 と Geant4 を組み合わせた場合にだけ、これまた変な挙動を示します。ここに既に bug report が上がってい…
HEPの人はあれだけ複雑なGeant4のgeometryをどうやって記述しているのかよく分からないのですが(どなたか教えて下さい Geant4 の大御所の方にお伺いしたところ、HEP の方々は結構手でゴリゴリと GDML を書いているそうです。CAD、STEP、GDML の変換はあまり…
ここで詳しく説明されている。
反射材の入れ方のまとめ。ここでGeant4のopticalをやっている中の人に教えて頂きました。前にも書いたように、反射材の設定は、polishedかgroundか、frontpaintedかbackpaintedかの組み合わせで、合計4種類あります。 polishedfrontpainted 表面がツルツルに…
日本とアメリカの間で internet 越しに data を大量転送する場合、国内で転送する場合に比べて転送速度が十分に出ません。その理由は、単純に日本とアメリカが空間的に離れているからです。東大も SLAC も当然 1 Gbps の回線をそれぞれの server に載せてい…
学振PDの肩書きで、SLACに1年間長期出張するための作業記録です*1。 1. Two-year ruleと24-month bar Ashra時代に無駄にJ1 VISAを取得してしまったため、two-year ruleと24-month barが適用されてしまいます。前者は、1度のJ1 VISA終了後に母国(日本)に合…
painting の種類の説明 G4LogicalBorderSurfaceとG4LogicalSkinSurfaceの違いについて、G4LogicalBorderSurfaceの2つの物質の向きについて 蔵重さんの全般的な解説 結晶の表面が複数種類の処理のときにどうするか 結晶の表面の巻き方の処理とか
ROOTの5.26.00から、Rint(ROOTのcommand lineのこと)での表示が色付けされるようになりました。色の設定はいくつかに分かれていて、 型の色(doubleやclassなど) 括弧の色(()、[]、{}) ちゃんと閉じていない括弧の色 promptの色(root [0]の部分) タブ…
ここはhttp://blog.livedoor.jp/oxon/から2009/12/28に引っ越した新しいblogです。livedoorで書いたものを移行するのは面倒なので、旧環境はひとまず放置します。また、当面この投稿だけ最新として表示されるようにしておきます。2009 年の一連の「事業仕分…
シンチレータの周りを反射材で覆ったような状況を考える場合には、G4OpticalSurface::SetFinishを使って"painted"の指定をする必要があります。いくつかの種類があって、"polishdedfrontpainted"、"polishedbackpainted"、"groundfrontpainted"、"groundback…
G4MaterialPropertiesTableの設定には、"SPECULARLOBECONSTANT"、"SPECULARSPIKECONSTANT"、"BACKSCATTERCONSTANT"という名前を見ただけではよく分からない定数の設定項目があります。Geant4のdocumentやsource codeを読むだけでは直感的に分かりにくいので…
ここはhttp://blog.livedoor.jp/oxon/から2009/12/28に引っ越した新しいblogです。livedoorで書いたものを移行するのは面倒なので、旧環境はひとまず放置します。また、当面この投稿だけ最新として表示されるようにしておきます。2009 年の一連の「事業仕分…
Geant4のoptical photonでは、G4OpticalSurfaceの設定によって散乱の仕方が変わります。"unified"の場合は、境界面を"polished"、"polishedackpainted"、"polishedfrontpainted"にしている場合、というparameter(単位はrad)を導入することで、その散乱「具…
ApJなんかでBibTeXのcitationを持ってくると、論文タイトルが全部大文字になっていたりします。例えばここだと、以下の 1. のようになっているべきところが 2. のようになっています。 Fermi Observations of Cassiopeia and Cepheus: Diffuse Gamma-ray Emi…
Geant4であるプログラムを書いていたところ、segmentation faultとGDBの出力結果ではまりました。以下のコードをstepping actionの中で使おうとしたところ、 void SteppingAction::UserSteppingAction(const G4Step* step) { RunAction* action = (RunAction…
2009年12月にarXivのLaTeXの自動処理部分に変更があったようで、12月中旬に投稿した国際会議のproceedingの英語を修正して昨日再投稿しようとしたところ、以前は受け付けてくれたはずのLaTeXのsourceを受け付けてもらえませんでした。こういうerrorを吐いて…
Physical Review Dに掲載されたある論文をBibDeskに登録しようと思ったところ、BibTex形式での出力結果のauthor listが省略されていたため、自分の名前が入っていませんでした。手入力で総勢100名のauthor listを書き換えるのも大変なので、Emacsの正規表現…